1. Welcome to kiwibox

    We're happy that you are part of our community. Please take a few minutes discover how kiwibox works.

    You want to explore kiwibox on your own? No problem. You can easily restart the tour at any time by using the sidebar if you change your mind.

  2. Logo

    A click on the kiwibox Logo brings you back to the startpage. Besides a menue with a lot of useful links opens if you mouse over.

  3. Notifications

    You may find all of your news, friendship requests and messages up right in the navigation bar.

  4. Settings

    Just mouse over a post and the gearwheel will appear. Here you'll find all the settings for your news.

  5. Supermodul

    The supermodul summarizes various contents. Enjoy exploring!

bettylau927

bettylau927   , 25

from Rolling Meadows

 甲高い悲鳴。言い争う怒声、罵声。混乱

甲高い悲鳴。言い争う怒声、罵声。混乱する生徒。── 一瞬の迷いが、この結果を生んでしまった。サキカは悔しさで強く唇を噛み締めた。サキカが強力な結果を張っていれば、こうはならい悲鳴。かったのだ。しかし、後悔しても遅い。伏せるのが間に合わなかった生徒は爆風に飛ばされて怪我を負い、怪我は恐怖心を煽る。あの壁のすぐ傍にいた者たちは、崩れ落ちてきた瓦礫の下敷きになり、即死しただろう。砂ぼこりの臭いと共に、血特有の鉄臭い臭いが漂っていた。先生がどうにか避難させようとするも、出入口には殺到した生徒達で溢れかえり、勢いにのまれて転んだり押し倒された人がいるために避難は進まない。揉みくしゃにされて、壁に押し付けられ、身体中から血を流しながらピクリともしなくなった者の姿が、数段高い場所に立つサキカの目に映った。──混乱は時に死を招くのだ。混乱をおさめようにも、叫んだところでその声が極限状態に陥った彼らの耳に入るとは思えない。何もできない歯痒さに、サキカは顔を歪めた。『ガイア!!』『あぁ、すぐ行く!!』サキカは念話でガイアと連絡を取り、次に魔力を探る。(──っ学園長がいらっしゃらない!?)どこを探してもラウの魔力がない。どうやらラウは不在のようだ。それなら、とサキカはギルドマスターのステラに念話を飛ばした。『マスター!』『……サキカ!?』しばらくしてすぐに返事が返ってくる。『学園に魔物らしき大群が押し寄せて来ています。炎帝が戦っておりますが、至急応援を要請します』『わかったわ』念話を切って一息吐くと、漸く今の自分の体勢を理解した。右腕と右上半身でユリアスを床に押し付──「うわっ!?」飛び起きるサキカ。ユリアスはゆっくりと立ち上がり、赤らんだ顔をサキカからそらす。「ご、ごめんね」「い、いえ……」 顔を反らしたユリアスにサキカは首を傾げた。終いにはユリアスが頭を抱え意味のわからないうめき声を漏らしはじめ、流石に心配になったサキカはユリアスの顔を覗き込む。「大丈夫……?」「大丈夫です胸板は厚かったです!」意味不明なことを口走ったユリアスをサキカは小首を傾げて眺め、そして不意に思い出す。このような話をしている余裕はないのだ。.